中国メディア騰訊新聞などによると、この一件は5月上旬、同市蜀山区のレストランで起きた。市民の梁さんが友人ふたりとレストランで食事をしたときのこと。食事が始まってしばらくすると、皿の底から突如ピンク色のコンドームが現れ、梁さんらは驚きの声をあげた。
もちろん、梁さんらはすぐに店の責任者を呼んで猛抗議。10万元(約164万円)を賠償するよう要求したが、現れた責任者はあろうことかその場でコンドームをパクッとひと飲み、証拠隠滅を図った。結果、この件は当事者間では決着がつかず、現在は区の衛生監督局が調査に乗り出しているという。
ちなみに、店の責任者は調べに対し、「梁さんらに『コンドームを食べたら許す』と言われたので食べました」と語っており、指摘されている“証拠隠滅”は否定。店の店長も「料理上、魚を高温で焼かなければならないので、コンドームがそっくりそのままの状態で残されているのはおかしい」と話し、梁さんらの“自作自演”に疑いの眼差しを向けている。
当時、店の監視カメラは壊れていたため映像は残されておらず、また、重要な証拠品である避妊具も消えたことから、このまま真相がわからず幕切れとなる可能性もあるという。