千葉市は4月28日、閉園が決まっている千葉市動物公園の遊園地を5月17日から31日まで無料開放すると発表した。

千葉市動物公園は、レッサーパンダ「風太」ブームなどで知られる動物公園(1985年開園)で、1991年より遊園地の「ドリームワールド」を併設。長年にわたり、市民憩いの動物公園、遊園地として親しまれてきた。

しかし、来園者は年々減少傾向にあり、ピーク時の年間約110万人から平成24年度は約64万人まで低迷。こうした状況を受け、千葉市は同園の“リスタート構想”を掲げ、施設のリニューアルやライオンなどの肉食獣の導入、遊園地部分の廃止などの方針を打ち出していた。

千葉市の熊谷俊人市長によると、今回の遊園地無料開放は「最後に多くの方にご利用頂きたい」との想いから。閉園後、遊園地の跡地は“リスタート構想”に則り、子どもたちが興味のある動物の側へ近づき、触れ合うことができる「子どもゾーン」に生まれ変わる予定だ。
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