微博(中国版ツイッター)上では多くの中国人ユーザーが日本代表関連の情報を発信しており、新しい選手が招集されたり、注目の選手が現れたりすると、その都度紹介されるのが常。川又選手もその得点力が認められ、日本のメディアでも注目株として取り上げられていることから、中国人ファンが注目するのも至って自然なことだろう。
ただ、川又選手の場合はほかの選手と異なり、別の意味でも注目を集めているようだ。それが容貌。掲示板などで紹介されている同選手の写真を見たネットユーザーの一部は「怖い」「凶悪そう」などと感想を漏らす。もちろんこれは冗談半分の意見と思われるが、確かに川又選手の容貌は中国で放映されている抗日ドラマに登場する“日本鬼子”を彷彿させるのも確か。短髪、ちょび髭、つり上がった眉などが、抗日ドラマを見馴れている中国人の“日本鬼子”のステレオタイプなイメージに合致してしまったようだ。
そこから派生してネットでは「(川又選手の)攻撃力は絶対すごいハズだ」「中国代表DFは彼を前にしたらすくみ上がるに違いない」などと面白可笑しく論じられている。ザックジャパンは11月の欧州遠征メンバーをまだ発表しておらず、川又選手が招集されるかどうかも未知数だが、仮に選出されるようなことにでもなれば、中国ではさらに盛り上がりを見せることになるかもしれない。