日本に来るとまず伊勢丹に行くほどの“伊勢丹フリーク”で、1999年に「ISETAN-TAN」(アルバム「Go Girl」に収録)という曲を勝手に制作したこともあるシンガーソングライターの矢野顕子が、新曲「ISETAN-TAN-TAN」を書き下ろした。この楽曲、10月30日に伊勢丹のタータンチェック柄が新しく生まれ変わることを祝って制作されたもので、29日よりiTunes Store限定で緊急配信リリースされる。

この楽曲は家族の間に広がる心象風景を軽妙かつ洗練されたテクノサウンドに乗せて描かれた新しい矢野を垣間みることの出来る胸キュンポップスとなっているが、コーラスには坂本美雨が参加しており、「くまんばちがとんできた」以来、11年ぶりの母娘レコーディングとなった。

なお、この楽曲は30日から11月12日まで、期間限定で伊勢丹各店舗の館内放送として聴くことが出来る。

そんな矢野は来春リリースに向け、「akiko」(2008年10月リリース)以来、実に5年以上ぶりのスタジオアンサンブルによるニューアルバムのレコーディングに突入。レーベル移籍を経た1作目となる今作は、YMOが全面バックアップして制作された80年代までのサウンドにも通じつつ、現代のボカロ・EDM世代をも唸らせるエレクトロニックポップスワールドを展開する。

さらに今年も、12月に「矢野顕子さとがえるコンサート2013」の開催が決定しているが、テーマは名作「エレファントホテル」(94年10月リリース)。東京公演は奥田民生がゲスト出演するなど超プレミアムな内容となっている。
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