「GAMBO」は戦国時代末期の東北地方を舞台に、巨大な赤い鬼と白い熊との激闘を描く、新機軸のバイオレンス作品。監督は「鉄コン筋クリート」の安藤、原案、脚本、クリエイティブディレクターに「REDLINE」や「スマグラー おまえの未来を運べ」の石井、そしてキャラクター原案に「新世紀エヴァンゲリオン」や「おおかみこどもの雨と雪」の貞本という異色の組み合わせだ。
貞本といえば、約18年にわたり執筆された貞本版「新世紀エヴァンゲリオン」が6月4日についに最終回を迎え大きな話題となっているが、その貞本が「GAMBO」に参加することになったのは、大友からの直接の依頼だったことが明らかとなった。
その経緯について「SHORT PEACE」の土屋康昌プロデューサーは「石井克人さんに日本がテーマとだけ伝えて企画書をお願いしましたが、あまりにもぶっ飛んだものがあがって驚きました。大友さんがこれをとても面白がったので進めることにしたとき、大友さんからキャラクターデザインを頼みたい人がいるという話になり、その場で大友さんが携帯から電話しプロジェクトへの参加を依頼した相手、それが貞本さんでした」と当時を振り返る。
また、安藤監督も貞本のキャラクターデザインについて「貞本さんには短時間でしたが予想以上の的確で魅力的なキャラを生み出してもらえました。特に女の子はかわいらしくも生々しさ持ち、『エヴァ』や『おおかみこども』とも雰囲気の違うデザインになったと思います」と語った。
映画「SHORT PEACE」は7月20日(土)より全国ロードショー。