また、毎年恒例の「マンガ大賞」における今年度ノミネート作品、(原作)貴家悠/(画)橘賢一「テラフォーマーズ」(集英社)のコミック1巻から最新4巻がいずれも好調。1巻が先週87位から40位へと大きく順位を上げたほか、2巻と3巻はともに先週から約30ランク前後のアップを見せ、最新4巻も先週46位から22位となるなど軒並み急上昇。さらなる上位獲得と売上部数の上昇にむけ、3月21日の「マンガ大賞」発表の結果が気になるところだ。
今週のコミック部門TOP10は、尾田栄一郎「ONE PIECE 69」(集英社)が週間売上29.9万部で3週連続の1位を獲得し、あずまきよひこ「よつばと! 12」(アスキー・メディアワークス)が先週5位から2位に上昇。そのほか、3位を獲得した末次由紀「ちはやふる20」(講談社)をはじめ6作が初登場を果たした。
なお今週の文庫部門は、佐伯泰英の時代小説「吉原裏同心十八無宿」(2013年3月12日発売・光文社)が週間売上7.0万部で1位を獲得した。「吉原裏同心」シリーズの1位獲得は2008年4月の集計開始以来、今作が初となり、これまでの最高位は「〜 十四決着」「〜 十五愛憎」「〜 十六仇討」の3作がそれぞれ記録した2位だった。
また、昨年TVアニメ化もされた人気ライトノベル、(著)春日みかげ/(イラスト)みやま零「織田信奈の野望10」(ソフトバンククリエイティブ)が、これまでのシリーズ最高位(9位)を上回る7位を獲得している。