2009年5月、中国広東省深セン市では、綱引きをしていた男性が腕に巻き付けていた荒縄で手を落とすという悲惨な事故があったが、今度は同じ中国で、綱引きで指を切断した男性の話が報じられている。

中国紙長江日報などによると、この悲劇は湖北省武漢市で起きた。1月23日午前、29歳の王さんは会社の綱引き大会に参加。勝負に勝つため、王さんは荒縄が滑らないように手に巻き付けるようにして競技に臨んだのだが、始まりと同時に激痛に襲われる。何ごとかと思って地面を見ると、そこには自分の小指が転がっていた。

この異常事態に気付いた同僚は競技をすぐに止め、王さんのもげた小指をティッシュに包み、車で王さんを武漢普愛病院に搬送。小指は第一関節と第二関接の間で切れており、軟部組織も激しく損傷していた。

病院では4時間におよぶ再接着術で王さんの小指は元通りになり、現在のところ術後の経過も良好だが、何かしらの後遺症が出る可能性は高いという。医師の話では、仮に王さんが縄を腕に巻き付けていたら、腕がもげていた可能性もあったというのだから、何とも恐ろしい話だ。
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