中国紙新聞晩報などによると、この男性は上海で暮らす王さん(仮名・40歳)。王さんはコンタクトレンズを使用するようになって10年になるが、単純に「コンタクトレンズ歴10年」というわけではない。同じコンタクトレンズを付けっぱなしの状態で、この10年間を過ごしてきたのだ。
その理由を王さんは「毎晩取り外し、翌日の朝に再び装着するのは面倒だし、かえって着用し続けていたほうが衛生的だと思ったから」と語るが、そんなことを続けていれば目にダメージを与えるのは当然。最近受けた健康診断では角膜に異常が見つかり、医者にかかることになった。
すると、コンタクトレンズはすでに角膜とくっついており、無理に剥がそうとすれば角膜破裂を引き起こしかねないという状況と判明。また、王さんは重度の近視で、いずれは失明を招くと診断されてしまった。実際、王さんの目にはすでににごり症状が現れており、それはコンタクトレンズの老化と角膜の損傷が関係していたそうだ。
最終的に王さんはコンタクトレンズを取り外す手術を決意。現在のところ、手術の結果がどうなったのかは明らかにされていないが、王さんの目が無事に回復することを祈るばかりだ。