同局は1985年12月から現在まで、港区虎ノ門四丁目に本社を構えているが、事業の拡大や従業員増によって、複数の建物に人員・設備が分散配置されている。そのため、2015年秋以降の放送マスター設備の更新を機に、30年ぶりとなる本社機能の移転に着手する運びとなった。
六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業は、東京メトロ南北線の六本木一丁目駅に隣接し、六本木通りと放射1号線に面した約2.7ヘクタールのプロジェクト。高低差のある地形的な特性を活かして南北の街区に分け、地上40階建ての業務棟(オフィス)、住宅棟、商業棟の3つの異なる施設で構成される。延床面積は約20万平方メートル(6万坪)、総事業費は約1,141億円。