同社のマーク・パーカーCEOは、「NIKE+ FuelBandは、ナイキがさらに新しくエキサイティングな方法で現実とデジタルの世界をつなげられる可能性を示すものです。ナイキは常にアスリートに刺激を与えてきました。NIKE+ FuelBandもシンプルで楽しく、わかりやすい方法でモチベーションを与えるものになります」と、この新製品を紹介した。
一日中装着することを想定して、人間工学に基づいて設計された「NIKE+ FuelBand」は加速度計を搭載。LEDドットマトリクス表示で、時間、カロリー、歩数とNikeFuelの4つの情報を提供する。性別や体型に基づいて測定されるカロリーとは異なり、NikeFuelはその人の体型などに関わらず、同じ活動を同じポイントとして一定に加算するのが特長だ。
使用イメージとしては、ユーザーはまず、その日の活動の目標や、獲得したいNikeFuelの量を設定する。NIKE+ FuelBandディスプレイには20のLEDライトがあり、ユーザーの目標達成に近付くにつれてその色が赤から緑に変化。FuelBandは内蔵しているUSB、またはBluetooth経由でiPhoneアプリ(無料)を使用してNike+のウェブサイトに接続し、毎日の活動を記録していく――という流れだ。
この「NIKE+ FuelBand」について、ツールドフランスで7度優勝を果たしたランス・アームストロングは、「NikeFuelとFuelBandの優れたところは、一日中、毎日の行動を実際の数字にして示してくれるところです。これによって、みんながもっとスコアを上げるために頑張ろうとやる気を持つことでしょう。みなさんをより活動的にするツールです」とコメント。
オクラホマシティの得点王でもあるNBAスターのケビン・デュラントは「NikeFuelでは、自分が運動したことが認められるのです。みんなが、毎日の運動量を得点表のようにして見ることができます。それでさらに活動的になれるでしょう」、2011年世界陸上女子100mチャンピオンのカルメリタ・ジーターは「エリート選手でなくても、NikeFuelからモチベーションを得られるのです。活動することでほめられて、その量をほかのスポーツをしている人とも比べることができます」と、それぞれ魅力を語っている。