3000系は京王電鉄初のステンレス車両として1962年に登場。先頭車正面の上半分を編成ごとに異なる7色(ブルーグリーン、アイボリーホワイト、サーモンピンク、ライトグリーン、ラベンダー、オレンジベージュ、スカイブルー)に塗り分けたレインボーカラーが初めて採用され、その後の井の頭線のイメージを確立した。最盛期には145両を数えたが、徐々に新車両の1000系への置き換えが進み、2011年度中に姿を消すことがすでに決定している。
そんな3000系の引退記念と銘打ち発売された「カラフル!不滅の京王井の頭線3000系」には、井の頭線の歴史、各駅の紹介のほか、京王電鉄の全面協力のもと撮影した運転台からの展望動画などの映像を収録。さらに「3000系第28編成メカニズム」など、3000系の隅々までがわかる映像を収録した。
販売店は京王アートマン5店(聖蹟桜ヶ丘店、府中店、高幡店、京王八王子店、多摩センター店)と、京王アートマンホームページ(http://www.keio-atman.co.jp/)。鉄道ファンはもちろん、長年の井の頭線の利用者にとっても必見の1枚となりそうだ。