英紙デイリー・メールやデイリー・テレグラフなどによると、英国海軍でエンジニアとして働くメガンさんは、6年前にスクラップ同然だったVW社のビートルを購入。以前から車が趣味だったという彼女は、地道な改造を始めました。彼女はベースとなるビートルをそのまま走れるようにするのではなく、ポルシェの初代モデル「ポルシェ356」の作成に取りかかったのです。
実はビートルを設計したのはポルシェの創立者でもあるフェルディナンド・ポルシェ氏で、初代ポルシェは生産コストを抑える目的もあり、ビートルと同じ部品を使っている個所が多いことで知られています。そのため、ビートルからポルシェへの改造も、不可能なことではありませんでした。
また、足りない部品などは「両親からクリスマスプレゼントとして贈ってもらったり」して補充。2年前に現在の夫であるロブさんにプロポーズされてからは、「絶対に結婚式に間に合わせる」と奮起して、空いている時間はすべて自作のために費やしてきました。
一時はもう間に合わないかと思ったそうですが、見事結婚式に間に合わせて完成した自作ポルシェ。座席は白い革製、インテリアには高級木材のマホガニーを使うなど、細部にまでこだわっています。さらにエンジンもパワーのある物に取り替え、時速100マイル(160キロ)までスピードを出すことも可能に。
ちなみに、運転も大好きなメガンさん。結婚式も本人が運転したかったそうですが「ドレスの裾を長い物にしすぎて」困難となったため、夫のロブさんが代わりにドライバーを務めたそうです。