中国メディア広西新聞網や雲南信息報などによると、「高鉄侠」を制作したのは、2007年に設立された瀋陽非凡創意動画有限公司。同社関係者の隋氏は“パクリ疑惑”について「『高鉄侠』は唯一無二」と盗用を否定し、あくまでもオリジナル作品であることを強調した。そしてネットにアップロードされている両作品の比較動画(http://youtu.be/vlazYa6PzBU)については「あの映像はサンプルだ」と強気な姿勢を崩さず、実際に放映する“本物”とは異なるとしている。
そのほかにも同氏は“パクリ”ではない点として、「両作品のロボットの造型が異なる」「時速が異なる」ことなどを挙げて反論。しかし、時速に関しては地元紙の記者から「比較動画で表示されているのはともに270kmでは」と突っ込まれている上に、中国のネットユーザーはそもそも時速については大きな問題とはしていないため、このコメントで“パクリ疑惑”を払拭できるとは言い難い状況だ。
また、同氏が明かした放映の延期も気になるところ。同氏は「8月と告知していたのは、昨年の段階での日程」とし、「制作の都合上、8月の放映には間に合わなかった」として10月に放映時期をズラすという。これにもネットユーザーからは「パクリの修正期間か?」などと皮肉る声が出ており、まだまだこの問題が収まる気配はない。