マレーシア選抜戦では、日本の一部サッカーファンからその消極的なプレーに批判が出ていた宮市選手だが、杭州緑城戦ではドリブルで相手DFを抜き去るシーンや、決定的なパスを供給するシーンもあるなどチャンスを演出。試合は1-1で引き分けたものの、マレーシア選抜戦以上の印象を残すことに成功した。
開催地となった中国のメディアも宮市選手のプレーを評価しており、新浪体育は「マレーシア選抜戦よりも明らかにプレーが良くなり、“個”の能力で杭州緑城のDF陣を慌てさせた」と評論。「ベンゲル監督は試合結果には満足していないかもしれないが、宮市のプレーには笑みがこぼれたことだろう」としている。一方、南方都市報は「宮市亮はウォルコットよりも速い」と絶賛し、「宮市のスピードが観衆をどよめかせた」と伝えた。
試合後には、会場でファンが掲げる「宮市くん電話番号を教えて」というプラカードの写真がネットにアップロードされ話題を集めるなど、宮市選手のプレーは中国サッカーファンの心も掴んだ様子。また、動画共有サイトにも宮市選手のプレーを集めた動画がすでに複数アップロードされており、中国でも徐々に人気を集めているようだ。