このアンケートでは、あらかじめ選ばれた欧州クラブ15チームの中から好きなチームを選択して回答する形式を採っている。15チームはスペインのバルセロナ、レアル・マドリード、イタリアのACミラン、インテル、ユベントス、英国のマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、リバプール、ドイツのバイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、フランスのリヨン、マルセイユ、パリ・サンジェルマン、オランダのアヤックス。ひとつのIDにつき1度だけ投票が可能で、投票は6月7日〜17日の期間に行われた。
その結果、最も高い支持を集めたのは、4,621票を獲得したACミラン。続いて3,660票のバルセロナが2位に入った。3位と4位は接戦で、僅差でマンチェスター・ユナイテッドが3位(2,306票)、アーセナルが4位(2,203票)に。長友佑都選手がプレーしているインテルは1,598票で5位にランクインしている。
ちなみに、ACミランの中国語版オフィシャルサイトでは、「TNS Sportsアジアの調査によると、中国の海外フットボールファンの38%がACミランのサポーターであり、レアル・マドリード(22.4%)やマンチェスター・ユナイテッド(21.6%)を大きく引き離しています」との記述があり、「現在、中国で一番人気のクラブはACミラン」という結果は、ほかの調査でも同じ傾向が現れているようだ。
一方、フランスのリヨン、マルセイユ、パリ・サンジェルマンの3チームは40票弱と厳しい結果に。スペインや英国、ドイツのリーグと比べると、中国ではフランスリーグの中継が圧倒的に少ないことも影響を及ぼしていそうだ。
なお、2005年に中国国営テレビ局など複数のメディアが合同で行った調査では、インテルが1番人気だった。6年という歳月が過ぎゆく中で、中国サッカーファンの嗜好も大きく変化をしているのかもしれない。