これは「Oh I'm sure this is perfectly safe」(http://www.youtube.com/watch?v=IIFZcsVcRH8)という、40秒あまりの動画。詳細な情報は明らかにされていないが、豪ニュースサイトNinemsnは「撮影された場所はモスクワ東部にあるジェレズノドロジュニという街」との見方を伝えている。そしてこの建物は、人がいなくなった地域の廃墟アパートだという。
動画は、極端に狭い上に傾いた屋上で6人ほどの若者が集まっている場面からスタート。挑戦するのは女の子で、ロープは建物部分のどこかに結ばれている模様だ。何とも頼りなさげなロープをまたいで両手で掴んでいる女の子は、屋根を滑って屋上から飛び出し、勢いよく落下。それだけでも恐ろしい映像だが、すぐ近くには隣の建物が映っており、この建物と建物の距離感の近さがさらに恐怖心を煽る。推測ではあるが周囲の建物との比較から、女の子は少なくとも10階以上の高さから飛んでいる可能性が高い。
大きな悲鳴を上げながら一気に落ちていく女の子。その体は、隣の建物に向かうことなく大きく画面左へに振られ一安心と思うのも束の間、今度は電線に当たりそうにも見え、見ている側もハラハラが止まらない。ただ、さすがに彼らもロープの長さは計算していたのか、幸い彼女は電線にも地上にも触れることないが、それを見ている男の子たちからは笑い声が起きている。どうやら彼らにとっては、怖いというよりも面白い要素の方が大きかったようだ。
それにしても、あまりに無茶なロシアの若者たちによるこの行動。ネットでは先日、やはりロシアの若者たちが高い塔から突き出した鉄筋の先で立つ様子を見せる映像も話題を呼ぶなど、無謀な行動が相次ぎ報告されている。無駄に命を落とさぬよう祈るばかりだ。