まず、レコチョクの「着うたフル」のランキングでは、日本でもこの問題が大きく報じられ始めた16日付けのデイリーランキングで48位にランクイン。その後もジワジワと順位を伸ばしていたが、4月20日付けのデイリーランキングでは20位まで急上昇した。
また、iTunesでは4月20日現在、シングル総合チャートの10位まで浮上。数は少ないが、収録アルバム「RISE 1」と「Smile」のカスタマーレビューには、騒動以降に寄せられた同曲を評価するコメントも見られる。
1997年に発売した楽曲が13年の時を経て再び脚光を浴びた今回の騒動。盗作疑惑のかかっている作曲家には中国のネットで非難の声が上がっているものの、万博事務局の素早い対応と、岡本真夜の寛大な措置により泥沼化は避けることができた。結果的に「そのままの君でいて」も再評価される機会を得て、万博を通じて世界にその楽曲が届くという意味では、最悪の事態の中でも最良の着地ができたと言えそうだ。