このコンテストは使い込んで汚くなったスニーカーの頂点を決めるべく、フットケアブランドのオドイーターが主催した「ROTTEN SNEAKER CONTEST」。今回が35回目と歴史もあるコンテストは、昨年4月から10月にかけてアラスカ州やテキサス州など9か所で予選を開催し、そこで勝ち上がった9人の精鋭たちがこの日のバーモント州モンペリエでの決勝大会に臨んだ。
審査はNASAの科学者やブラウン大学の教授などが臭いや靴の汚れ具合を細かい部分までチェック。結果、“米国一”に選ばれたのがコネチカット州ブリストル在住のトリネット・ロビンソンちゃんだ。
コンテストの勝者となったトリネットちゃんは「本当に幸せ。言葉では言い表せないわ」と感無量の様子。そのスニーカーはピンクと白の布地がくすんでいるだけでなく、破れたり剥がれたりと“履きつぶした感”に溢れたものになっており、見ているだけで臭ってきそうなほど汚い。
このスニーカーはチャンピオン製で、3年履き続けた代物。体験学習や、参加しているガールスカウトのキャンプで愛用したそうで、その分だけ土や汗にまみれた仕上がりとなった。ただ、より汚くするためにしたことの一つとして「馬糞に突っ込んだ」(米紙ニューヨーク・デイリーニューズより)とも明かしている。
ちなみにトリネットちゃんのスニーカーは、モンペリエのホールに飾られるという。