大きさや深さの違いはあれど、大手メーカーから発売されているカップ焼きそばのパッケージは、そのほとんどが「平型」。コンビニやスーパーの棚に並ぶパッケージを見ても分かる通り、長年大きな変化を見せることはなかったが、エースコックはこのカップ焼きそばのパッケージに“スタイリッシュ”な価値を求め、次世代の新スタンダードとして「タテ型」を提案した新商品「JANJAN ソース焼きそば」を発売する。3月15日に発売で、価格は170円(税抜き)。  

「JANJAN ソース焼きそば」はほぼ立方体となる「タテ型」のパッケージを採用した商品。従来のカップ焼そばにはない「持ちやすい」「手軽で食べやすい」「湯切りが簡単」といった、ユニークかつスタイリッシュな価値を提供する。また、味にもこだわり、麺そのものにソースを練り込むことで、しっかりとした味付けに仕上げた。

それにしてもなぜ、今このタイミングで「タテ型」なのだろうか。その開発の背景には、若年層(10代〜20代)におけるカップめんやカップ焼そばの食用率低下や、「食のライト化」「こだわりの多様化」といったトレンド、ランチに時間が取れないなどの理由で「ながら食べ」が増えている環境などがあった。

そこで、エースコックは消費者にアンケートを実施。その結果、「ハンディでスマートに食べられるタテ型パッケージ」と「麺そのものの味にこだわったカップ焼そば」の2点が開発ポイントとして抽出されたという。そして実際に完成した商品についても意識調査を行ったところ、「手軽」「新しい」「個性的」のスコアがアップ、さらに味についても「80%以上がもう一度食べたい」という高い評価だった。

エースコックは今年、この「JANJAN ソース焼きそば」を猛プッシュ。同社主力商品である「スーパーカップ1.5倍」「スープはるさめ」に続く新しいラインアップとして、シリーズの拡充も視野に入れている。
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