そのメディケイドがいま、ネバダ州でさらなる批判を集めそうな気配を見せています。同州が8.81億ドル(日本円にして約793億円)の財政赤字を抱える中、同保険の予算もカットせざるを得ないとして、今まで保険でカバーしてきた医薬品や備品も数に上限を定めたり、支給自体を停止するなどの状態に追い込まれているためです。
同州が発表した新たな予算案によると、個人に支給される数に上限が課される可能性がある備品には、大人用おむつも含まれます。使い捨てとはいえ安くはないアイテムなので、支給数が制限されれば保険加入者には大きな負担。また、ホームヘルパーなどに対しても、医療用グローブの自己負担を求める計画で、介護の側にもしわ寄せが来ることは間違いありません。
オバマ政府が早急に保険改革を実行に移さない限り、ネバダ州のメディケイド加入者は辛い思いをしそうです。