このキャンペーンの応募サイトによると、応募資格は18歳以上の個人で、応募者は街の伝統や文化、魅力をアピールするべく、動画や写真、メッセージなどを投稿。同サイト上での人気投票のほか、ディズニーワールド関係者などによる審査を経て、姉妹都市を決定するというプロセスで行われた。
10月から始まったキャンペーンは11月22日に締め切られ、100近い街、500人を超える人が応募。審査の結果、ロンドンの西に位置する工業都市のスウィンドンが晴れて姉妹都市に選ばれた。スウィンドンで生まれ育ち、今回同街をアピールしたレベッカ・ウォーレンさん(20歳)は、3歳、7歳、14歳、そして昨年の計4回ディズニーワールドを訪れたことがあるそうで、優勝の知らせに「私のエントリーが選ばれたなんて、まだ信じられない。スウィンドンにとってもすごい機会だわ」(スカイニュースより)と大喜びしている。
喜んでいるのはウォーレンさんだけでなく、スウィンドンの当局者も同じ。英紙スウィンドン・アドバタイザーは、市議会議員の「世界で最も有名なテーマパークと関係ができ、街のイメージアップに繋がる重要な足がかり」とのコメントを紹介している。ディズニー側は姉妹都市提携の約束として、自治体側と協力し、ディズニーワールドとスウィンドンでイベントを行うとしており、街は「観光面でも明るい影響が出るだろう」と、ディズニー側との話し合いを待ちきれない様子だ。
なお、優勝したウォーレンさんは、来年1月にディズニーワールドで開かれる提携セレモニーに招待される。同じく招待された11歳の甥、5歳の姪とともに、フロリダへと旅立つ日を心待ちにしているようだ。