その後、神谷明の後任として抜擢されたのが、ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」でジャック・バウアー役などを務める小山力也だった。小山力也といえば、アニメの声優としてはもちろん、海外ドラマ・洋画の吹き替え、俳優としても活躍している演技派のベテラン。賛否はあれど、実力は折り紙付きのベテランの抜擢に「安心した」との声も多い。そんな小山力也が、毛利小五郎役を務めることになった経緯や喜びを、自身のブログ「力也の気持ち。」につづっている。
10月30日に更新されたエントリー「『名探偵コナン』お世話になりますっ!!」によると、毛利小五郎役に選ばれたことについて、「自分が一番ビックリです!!」と胸中を告白。そもそも、事務所からオーディションの連絡が来た際には、「てっきり、新キャラだとばっかり思っていました」と明かし、「それがそれが、オーディション用の素材をいただいてみれば、なんとなんと、まさかまさか、もうもうびっくり、毛利小五郎!!」と、その場に行くまで役を知らされておらず、現場でもかなり驚いたそうだ。エントリーでは、オーディションの様子についてもハイテンションな語り口でつづってる。
また、降板した神谷明からは、「コナンチームは良いチームです。頑張ってください!!」とメッセージが届いたことも報告。新旧声優の間には特にわだかまりはないようだ。
そんな小山力也の“新”毛利小五郎は、10月31日の放送分から登場。放送を見たコナンファンからは「まだ違和感がある」「ずいぶん声が若返った」「ダンディーすぎる」と、長年のイメージと比較する声も挙がっているが、声優交代時にはこうした反応が出るのは当然のこと。神谷明の存在感が大きかっただけに、新たなイメージが定着するには時間がかかるかもしれないが、小山力也の“新”毛利小五郎にも大いに期待したいところだ。