9歳の少年ケイドリーアム・リード君は夏休みを利用して、7歳〜12歳の5人のいとこが住む英国に、ドイツから遊びに来ていました。公園でいとこらと一緒に木登りを楽しんでいたところ、そこに警察官が登場。突然、彼らに「警告文」を突き付けたというのです。その理由は、
「風紀を乱している」
というものだったそう。子どもが遊ぶのが当たり前の公園で、子どもに対して“風紀を乱す”と警告したのはなぜなのでしょう。警察は、
「『木登りが悪い』と言っているのではない。しかし近所から苦情があり、さらに彼らの言動がほかの人々に対して、大変攻撃的だったと聞いている」
とコメントしているそうで、今回の警告がやり過ぎとは思っていないとのこと。しかし、ケイドリーアム君の父親は、
「英語も話せない息子が、攻撃的になんてなれるはずがない」
と怒りを露わにしています。もちろん、一緒に居た英国在住のいとこたちが、英語で何か“攻撃的”なことを言っていた可能性は否定できませんが……。しかし、そこは子どもたち。“攻撃的”になろうにも限度があるでしょう。
ところで、この警告文。たとえ受けとったとしても、特に「違法な行為を働いた」との証明にはなりません。でも、何やら難しい文章は書いてあるし、警察官から直々に手渡されたりしたら、「そんなに悪いことをしてしまったのか」と、子どもは心配になってしまうかも。
実際、ケイドリーアム君にとって今回の出来事はかなりショックだったらしく、「もう英国にはいたくない」と意気消沈しているそう。せっかく仲良しのいとこが住んでいるというのに、彼にとって英国は「怖い国」になってしまったようです。