「魔女の宅急便」は、魔女の少女キキが独り立ちをするべく、相棒の黒猫ジジと旅をしながら見つけた街で、「宅急便屋さん」を営む物語。仕事やさまざまな経験を通しながら、立派な魔女へ、そして少女から大人へと成長していく姿が描かれている。
同シリーズを出版する福音館書店のホームページに掲載された「魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち」の告知には、第6巻のあらすじが次のように紹介されている。「13才の満月の夜に旅立ったキキも、6巻目ではついに、あこがれのとんぼさんと結婚して双子のお母さんになりました。姉のニニと弟のトトは双子なのに性格は正反対。そんなふたりがキキのもとから旅立つことに……。ニニはキキのように魔女になるのでしょうか? そしてトトは?」。
作者の角野さんは今年2月、公式サイトで最終巻を書き上げたときの感想を「キキとの別れが、寂しくて、ちょっと涙ぐみました」とつづり、今後は「魔女の宅急便」の第3巻と第5巻に登場した2人の魔女(ケケとライちゃん)を主人公に、「今度はゆっくり、命のある限りこの二人の魔女ちゃんを書いていこうかと思っています」との構想を披露している。