このテレビCMは、エビアンが7月1日に開始した「Live Young」キャンペーンの一環として制作されたもの。同社では、約10年前に欧州で放映したシンクロナイズドスイミングをする赤ちゃんたちのテレビCMが話題となったが、その「エビアンベイビー」が復活した形だ。
今回は、ラジカセから流れるシュガーヒル・ギャングの名曲「ラッパーズ・ディライト」に合わせ、まだおしめをつけた総勢96人の赤ちゃんがプロ顔負けのスケーティングやブレイクダンスなどを披露。路上に6人を寝かせて飛び越すジャンプやバク転など、驚きのシーンも満載となっている。
エビアン日本版サイトによると、このテレビCMはキャンペーンに合わせ7月3日から米国、フランス、ベルギー、カナダなどで放映を開始したという。ネットでの反響も大きく、YouTube上で米国版、国際バージョンともに200万回前後再生されており、英紙デイリー・メールは先週1週間で計400万回以上再生されたと伝えている。
同紙には「今まで見たもので、一番かわいいCM」とする女性のコメントが紹介されており、視聴者の反応も上々の模様。また、ロイター通信が「かわいい赤ちゃんと冒険的なスポーツを組み合わせることを、誰も発想なかった」と絶賛するなど、メディアの評判も良いようだ。
同社国際戦略責任者のマイケル・エイダン氏はこのCMの意図について、消費者へ「夢」を売りたかったと説明。「近年、われわれは事実に基づいたテレビCMを制作してきた。しかし、消費者はブランドに対するより大きな感情や夢に期待しており、これに応えたかった」としている。