英国最大のポテトチップス・メーカーのウォ−カーズが発売している「ケイジャン・スクゥィール(リス肉のケイジャン風料理)」味のポテトチップスを、実際にリスに与えてみたら……。そんな試みを英国の動物愛好家が行ったところ、リスはすぐに飛びつき、“貪るように”食べたという。英紙サンが伝えている。

同紙によると、「リス肉味のポテチをリスが食べる」光景を目の当たりにしたのは、動物愛好家のナイジェルさんとカミラさん。カミラさんは「ケイジャン・スクウィール」味のポテトチップスを購入したものの、スパイシーで好きな味ではなかったため、鳥の餌台に置いてみたそうだ。

すると、餌台にリスが現れて貪るようにポテトチップスを食べ始め、あらゆるかけらを手に入れるためにパッケージの中を這っていたほどだった。この光景にカミラさんたちは「リスがリス肉味のポテトチップスが好きだったことに、大変驚いた」との感想を漏らしている。この話題は通信社を通じ、「リスがリスを…」というノリで世界中に配信された。

でも、リスは基本的には雑食性。野生のリスは昆虫や動物の死体なども食べるため、実は「リス肉味のポテチ」を食べたとしても何ら不思議なことではない。むしろ、生のリス肉を置いておいても食べてしまう可能性すらありそうだ。

ウォ−カーズは「リス肉味のポテチ」のほかにも、「オニオン・バジー」(インド料理)、「ビルダーズ・ブレックファスト」(英国の大工さんの朝ご飯の風味)、「フィッシュ&チップス」(英国のトラディッショナル料理)、「チリ&チョコレート」(メキシコ風)、「クリスピーダック&ホーシンソース」(北京ダックと甜麺醤)と、計6種類の風変わりなポテトチップスを発売している。

いずれも一般公募によって選ばれたもので、公式サイトに掲載されているフレーバーの由来によると、「リス肉味」を考案した男性は普段から野生のリスに攻撃されることがあり、仕返しも兼ねてこの味を思いついたそうだ。なお、原材料にリスは使われておらず、あくまでも「リス肉の料理」をイメージした味となっている。
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