ニコニコ動画やYouTubeには、実際のプレイからバグと思われる箇所を抜き出した動画がいくつかアップされ、いずれの動画も批判的なコメントが寄せられている。どのような動画があるのか、簡単に説明しておくと。
・選手が沼にはまったように、ピッチの芝生の中に埋もれていく。
・ゴールキーパーのジャンプ力がとんでもない。
・ゴールキーパーが芝生の中に埋もれていく。
・選手の腕が有り得ない方向に曲がっている。
・選手がエスカレーターに乗っているように、何もしていないのに移動する。
いずれもゲームの進行ができなくなるような致命的なバグではないが、リアルさを追求している同作だけに、こうしたバグの存在は「粗い作り」という印象を与えてしまっているようだ。
ちなみに、同様のバグは過去の「ウイニングイレブン」シリーズでも報告されていたが、昨年発売された前作「ウイニングイレブン2008」では特に多く報告され、ネットで大きな騒動に発展していた。あれから1年が経ち、新作となってもあまり状況が改善されていないことに、いらだちを隠せないファンも少なくない。
また、こちらも昨年同様、ネット対戦ができるネットワークモードでのタイムラグが発生し、ゲームにならないとの批判もチラホラと出ている。例えば、タイムラグによって突然選手がワープしたりする、といった具合だ。
いずれの問題も海外版の話で、国内版では修正されている可能性もまだ残されている。果たして国内版は、快適に、そして没入して「ウイニングイレブン2009」を楽しみたいと願うファンの期待に応える仕上がりになっているだろうか。