「Exmor」は1/2.5型としては世界初、業界最多となる1225万画素を実現したCMOSイメージセンサー。デジタルカメラと異なり、ケータイはイメージセンサーの高画質化と小型化の両立が不可欠だが、高画質化と小型化のために微細化を進めれば進めるほど、イメージセンサーの画素部に光を集めることが困難となり、感度やS/Nの低下といった画質低下に繋がってしまうという問題を抱えている。
ソニーは独自の技術でこの問題をクリア。薄型のカメラ付きケータイのデザイン性を維持しながら、デジカメと同等の高解像度を実現できるCMOSイメージセンサーの開発・商品化に成功した。
また、同時にレンズやオートフォーカス機能なども内蔵した世界最小・最薄のレンズモジュールも開発。28mm相当(35mm換算)の広角レンズを搭載するなど、デジタルカメラと遜色ない性能を実現している。
ケータイカメラの高画素化にいち早く取り組んでいるお隣の韓国では、1,000万画素クラスのカメラを搭載した端末「SCH-B600」(サムスン電子/1013万画素)が2006年に登場。来年上半期には1,200万画素のカメラを搭載した端末が登場すると見られている。