重成マネージャーによると、この「おでん芸」で使用するおでんは、出演する番組スタッフが用意するのではなく、すべて重成マネージャーが用意しているという。そのため、上島竜平をはじめ、「おでん芸」に巻き込まれるタレントがケガをしないように温度管理などを徹底。ただ、ぬるいおでんだと湯気が立たないため、ある程度湯気を出してリアリティを追求しつつ、ケガをしない温度を調整するのが難しいそうだ。
また、「おでん芸」に使われるおでんの具材の煮込みが足りないと美味しそうに見えないため、特に大根の「出汁のしみこみ具合」にはこだわっているのだとか。肥後克広と寺門ジモンの振り、上島竜平のリアクション、そしてマネージャーの努力が三位一体となって、初めて「おでん芸」は「芸」として成立しているわけだ。
この「おでん芸」に対する番組側からの要求は関東と関西では異なるようで、関西は本気で熱いおでんを用意するよう求めてくるのだという。そのため、マネージャーとしては番組側の要求とダチョウ倶楽部の安全への配慮との狭間で、難しい判断を下す必要があるようだ。
これから寒い冬を迎えるにあたり、ダチョウ倶楽部への「おでん芸」の発注が増えているそう。テレビ番組で目にした際に、陰で支えるマネージャーの努力があっての「おでん芸」であることを意識すると、また見方が変わってくるかもしれない。