そんな「映画視聴と睡眠」という誰もが経験しうる身近なテーマを極限まで突き詰め、人間の限界に挑む世界選手権が、10月2日からニューヨークで始まる。米オンラインDVDレンタルサービスの大手・ネットフリックスが「The Quest for the Popcorn Bowl」なる大会を開催。8人の挑戦者が眠気と戦いながら、56本の映画を121時間連続で視聴し、ギネス記録の更新を目指すという。
この大会のルールは、スクリーンから目をそらすことなくノンストップで映画を観る……ただそれのみ。ただし、挑戦者は各映画の合間に10分の休憩を取ることができ、スクリーンから目が離れない限り、飲食や、起立、ストレッチなどは許可されている。医学のプロによって、本当に映画を観ているのか、それともただスクリーンを見つめているのかの判定も行われるようだ。
現在のギネス記録保持者は、6月に120時間23分の記録を打ち立てたインド人男性のアーシシャ・シャーマ氏。今回の大会にもシャーマ氏は「王者」として参戦することが決定しており、「私は勝つ!そしてインドはこの記録を保持し続ける」と意気込みを語っている。
シャーマ氏のライバルには、シャーマ氏に破られるまでギネス記録の保持者だったドイツのクラウディア・ワブラ氏、テレビ鑑賞(69時間)や片足立ち(76時間40分)、アイロンがけ(55時間5分)など、32のギネス記録を持つカナダのスレッシュ・ヨアヒム氏など強豪がズラリ。果たしてシャーマ氏は、王座を防衛することができるだろうか。