そんなペイリン女史が副大統領候補として指名され、メディアにどんどん登場するようになると、彼女のファッションが注目を浴びることに。特に印象的なメガネは注目の的となり、メガネショップに問い合わせと注文が殺到して、現在、品薄状態が続いているようです。
このメガネは「KAWASAKI」ブランドの「704」というタイプの製品。そう、日本製のメガネなのです。「704」はいわゆる「ふちなしメガネ」一種ですが、ネジを一切使わずにレンズを固定しているのが特徴。軽いかけ心地が以前から人気の製品でした。
デザインを手がけたのは製品デザイナーとして著名な川崎和男氏。今までに、車椅子のデザインなどで海外からも絶賛されてきました。製造と販売は福井県の「増永眼鏡」が行っており、同社の眼鏡は今までにも、コーウェン・パウエル氏などが愛用していたと言われています。
ペイリン女史の使用しているタイプはフレームのみで33,600円。日本ではそれほど高価な製品ではありませんが、米国では「高級品」として販売されています。
それにしても、意外なところで注目を集めたこのメガネ。メガネはファッション業界でも、特にセレブが使用すると販売数が伸びる傾向があるため、「増永眼鏡」にも海外から問い合わせが増えているそうです。
米国の大統領選挙、意外なところで日本の経済にも影響を与えているんですね。