ところがこのニュース。そもそも「iPhone girl」はねつ造されたものだったのではないかと、中国の大衆紙・競報の報道をもとに、レコードチャイナが報じている。要点をまとめると次のような内容だ。
・「MacRumors.com」のフォーラムに投稿されたのは英国在住の人物とされていたが、IPアドレスなどを調べていくと、米国からの投稿であることが分かった。
・競報記者が投稿者にメールをしたところ、返信に「アーノルド・キム」という名の署名が付いていた(自動添付されたもの?)。
・アーノルド・キム氏は「MacRumors.com」の主催者。
・アーノルド・キム氏はアップルに影響力のある人物として、アップルコミュニティ界隈ではよく知られている。
ねつ造説の根拠が競報の記者しか知り得ない情報だけに、あくまでも競報の報道が本当ならばという注釈は付くものの、レコードチャイナはアーノルド・キム氏が「iPhone」PRの一環として仕掛けた「ネタ」疑惑が高まっている、としている。
写真は工場で撮影されたもので、従業員が実在することは中国の広州日報や南方都市報などに対してフォックスコンも認めていることから、ねつ造があったとすれば「iPhoneに予めセットされていた」という部分。8月20日に「MacRumors.com」に投稿されて以来、世界中を賑わせてきたこのニュース、果たして真相はいかに。