さらに2003年に、今度はマイケル・ジャクソンに240日間もの密着取材を敢行し、それを「マイケルジャクソンの真実」として報道。同番組に出演した少年に対するマイケルの性的虐待容疑を浮き彫りにし、最終的には裁判沙汰になるなど、後々に大きな騒動へと発展していきました。
とにかくバシール氏の執拗とも言えるジャーナリズムの手法は、論議の的になることが多いのです。彼のことをあまり良く思わない人も多く、敵視されることも。
そんな彼が、先日また騒ぎを引き起こしました。アジア系米国人ジャーナリスト協会の夕食会に招かれた彼は、スピーチの最中に集まった女性ジャーナリストに対し、
「こんなに沢山のアジアン・ベイビーに囲まれるなんて光栄です」
「今、僕の下半身がスピーチ台の影に隠れていてよかった」
などと、スケベな下ネタ発言をしてしまったそう。それに反応した会場はブーイングの嵐……。「プロフェッショナル」とはかけ離れた発言ですし、仕方がありません。
その後、この一件をメディアが報道し、彼に対する嫌悪感を示す人々がますます増えてしまいました。騒ぎが大きくなってきたのを感じたバシール氏は、最終的に公式に謝罪を発表。品のない発言をして、深く後悔しているとコメントしています。