各キャリアの純増数は次のとおり。
1位 ソフトバンクモバイル 15万8900件増
2位 NTTドコモ 8万4200件増
3位 イー・モバイル 4万7700件増
4位 KDDI(au) 1万2000件増
auの純増数が急落した理由はプリペイドサービス「ぷりペイド」のキャンペーン終了に伴い解約数が急増したこと、そして「夏モデル」の投入が本格化する直前の端境期だったことなどが考えられるが、それ以外にも単純に「最近のauは魅力がない」ことが要因だと指摘する声も少なくない。
auに対する声で目立つのは「CMの『auの庭』の意味がわからない」「スポーツ携帯、音楽携帯が外している」「2007年秋冬モデルから採用が始まった『KCP+』端末が使いにくい」といったもの。いずれもauの狙いがうまく利用者に届いていないことをうかがわせるもので、抜本的に戦略を見直さない限り、今後も、特に新モデルと新モデルの端境期には6月と同じような結果を招く可能性は十分にある。
一時はメディアに「躍進」「端末がステキ」「純増数トップ」の文字が躍ったauも、最近はなにやら元気がない。NTTドコモが少しずつ勢いを取り戻してきているだけに、auも何らかの対策が求められそうだ。