LROは「ペネトレータ」という槍状の観測装置によって月内部を調査し、潜在的資源の発見や2020年以降に予定されている有人月探査計画の着陸候補地選びなどを目的としている。「ペネトレータ」での観測は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月探査機「LUNAR-A」で予定していたが、同計画は昨年1月に中止が発表された。
今回のキャンペーンは、データベース化された名前をマイクロチップに記録し、LROに搭載して月まで届けるというもの。LRO自体は月の周回軌道上を回るだけだが、マイクロチップは「ペネトレーター」とともに月面へ射出されるようだ。
登録方法は、インターネット上の登録専用ページ(http://lro.jhuapl.edu/NameToMoon/)で名前を入力するだけ。登録後は、PDFファイルの証明書もダウンロード可能だ。登録の受け付けは6月27日までとなっている。