そんな「攻殻機動隊」のハリウッド実写映画化が決定したと、Variety Japanが報じているなり。実は日本のアニメ製作会社であるプロダクションI.Gが、2007年1月からハリウッドを相手に映画化権の売却交渉を始めており、それがようやくまとまったようなりよ。
実写映画化に乗り出すのはドリームワークス。Variety Japanによると、ドリームワークスの設立者でもあるスティーヴン・スピルバーグ監督が「攻殻機動隊」に惚れ込み、激しい争奪戦の末、映画化権を手にすることになったなりね。ただし、メガホンを執るのがスピルバーグ監督になる……というわけではなく、そのあたりのスタッフについてはまだ未定。プロデューサーを「スパイダーマン」シリーズや「X-MEN」シリーズなどを手がけたアヴィ・アラドが担当することは決定しているようなり。
ハリウッドのスタジオが映画化権を獲得しても、すぐに映画の製作に入るというわけではなく。そのまま立ち消えになる作品も珍しくないだけに、「攻殻機動隊」が公開はおろか、実際に製作まで漕ぎ着けるかどうかはまだ不透明なりよ。スピルバーグ監督の肝いりで、ドリームワークスが製作して、超一流のプロデューサーが付く……と期待できそうな要素もあるとはいえ、やはりアニメの実写化には不安が付きまとうもの。皆さんは「攻殻機動隊」の実写化、どう思うなりか?
◎ハリウッド映画化が決定している作品例(カッコ内は企画が浮上した時期)
・「ドラゴンボールZ」(2002年)→2009年4月公開予定
・「童夢」(2002年)
・「ルパン三世」(2003年)
・「新世紀エヴァンゲリオン」(2004年)→製作進行中
・「MONSTER」(2005年)
・「銃夢」(2005年)
・「寄生獣」(2005年)
・「魔女の宅急便」(2005年)
・「マッハGO!GO!GO!」(2006年)→今夏公開予定
・「鉄腕アトム」(2007年)→2009年公開予定
・「AKIRA」(2008年)→レオナルド・ディカプリオも製作に参加