サンクトガーレンは、数々の賞に輝いた地ビールのほか、通年で「黒糖スイートスタウト」「スイートバニラスタウト」の2種類のスイーツビールを販売しているが、注目されているのが季節限定商品。「チョコビール」以外にも、昨年10月には長野県伊那産のリンゴを使用した「アップルシナモンエール」を冬季限定で販売している。
今回のスイーツビールで使用している「湘南ゴールド」は、神奈川県が12年の歳月を費やして開発した新種ミカン。地元種の「ゴールデンオレンジ」と温州ミカンを掛け合わせた見た目はレモンのような個性派ミカンで、他の柑橘類を圧倒する華やかな香りが特徴だ。「アップルシナモンエール」同様、廃果(今回は凍害ミカン)を利用した。
スイーツビール「湘南ゴールド」では、その地元新種のミカンの香りに負けないよう、オレンジやグレープフルーツにたとえられる最高級アロマホップ「カスケード」を採用。ミカンの味を「カスケード」が後押しし、飲むたびにミカンの香りが口いっぱいに広がるという。ゴクゴク飲めるビールとして、夏に大活躍してくれそうだ。