ただ、NTTドコモやauも通話定額の可能性を否定していたわけではなく。市場の動向やネットワーク負荷の検証などを行いながら参入のタイミングを見計らっていたなりが、2月21日、ついにauが家族間の通話定額サービスを発表したなりね。「家族割」を契約した上で、「誰でも割」または「スマイルハート割引」を申し込んでいる家族間の通話が24時間無料になるなりよ。
従来、「家族割」を契約しているユーザーは、家族間の通話料が30%割引になっていたなりが、これが全額無料になるほか、テレビ通話の通話料も現行の30%割引から60%割引へと割引率が拡大されるなりね。なお、「法人割」を契約している社員への通話及びテレビ電話通話料についても、同様の改定が行われるなり。
サービス開始は3月1日から。すでに条件を満たしているユーザーは特に新たな申し込みなどは必要なく、自動的に通話定額へと移行するなりよ。ウィルコムから始まった通話定額の波はソフトバンク、auまで到達してきただけに、最後に残されたNTTドコモがどのような対応を取るのかにも注目しておきたいところなり。
ちなみに、米国では通話定額が本格化しており、大手キャリアのVerizon WirelessやAT&T、T-Mobile USAでは月額99.99ドル(1万円強)で他社携帯や国内の固定電話への通話も定額となるサービスが始まっているなりよ。日本の通話定額も、そう遠くない将来に同種のサービスが始まるかもしれないなりね。