当時の報道を振り返ると、レスリー・チャンが自殺に走った理由として、いくつかの可能性が挙げられていたなり。一つ目は「鬱病説」。自殺の1〜2年ほど前からレスリー・チャンは鬱病を患っていたとも言われており、衝動的に死に駆り立てられたのではないか、と。二つ目は「体調不良説」。鬱病とは異なり、胃腸の調子が芳しくない状態が続いており、なかなか快方に向かわないことで死に走ったのではないか、と。三つ目は「恋愛トラブル説」。レスリー・チャンは同性愛を告白しており、当時交際していたとされる一般人の「唐先生」と呼ばれる男性と何らかのトラブルがあり、死を選ぶことになった、と。いずれも最もらしい理由ではあるなりが、遺書には「精神的に疲れた」という内容が書かれていただけで、ハッキリとした理由は分からずに現在に至るなり。
あれからもう5年近くの月日が流れ、ファンの誰もが「レスリー・チャンは自殺してしまった」という認識でいたなりが、ここに来て突然「他殺説」が浮上。中国のネット界を中心に騒然としているようなりよ。
中国の話題を伝えるサイト「中国情報局」によると、「中国の有名ウェブサイト上に『香港のビッグスター張国栄(レスリー・チャン)は自殺ではなく、他殺だった!』という衝撃的な情報が掲載された」そうで、この情報には、自殺についての疑惑や問題点が指摘されていただけでなく、香港警察が犯人の男を逮捕したと書かれていたそう。この情報を受け、テレビを含めた地元メディアも「他殺説」を大きく報道したなりね。
ただ、香港警察は報道を否定しているようで、今回の報道は事実とは異なる可能性が高い模様。やはり「自殺」の線が濃いなりが、死後5年近くが経過した今も、その死を巡って騒動を呼ぶこと自体が、レスリー・チャンの多大な影響力を示しているとも言えるなりよね。改めて存在の大きさを感じさせられる話題だったなり。