こうして好評だった実写映画版の続編が製作されることになったのだ。前作のストーリーは、原作の「天狐」と「妖怪大裁判」をベースに鬼太郎(ウエンツ瑛士)と人間の少女(井上真央)との恋物語を混ぜたものだったのだけど、今作はさらに妖怪と人間の悲恋に焦点を当てているのだとか。
井上真央は出演しないものの、鬼太郎や猫娘、ねずみ男、子なき爺、砂かけ婆といった鬼太郎ファミリーのキャストはそのまま。蛇の体を持つ妖怪「濡れ女」役は寺島しのぶ、その濡れ女と恋に落ちてしまう人間役は萩原聖人が務める。
さらに、日本妖怪の親玉である「ぬらりひょん」や砂かけ婆のライバル「蛇骨婆」、鬼太郎たちの知恵袋「井戸仙人」も登場し、その役はそれぞれ緒方拳、佐野史郎、笹野高史が演じるのだ。ぬらりひょんや蛇骨婆が出てくるということは、原作で仲間だった「朱の盆」や「辻神」も登場するのかな。
前作に続いて本木克英監督がメガホンを執り、すでにクランクイン済み。公開は今夏を予定している。原作者の水木しげるは「しつこくて、ウレシイ」(サンケイスポーツより)と独特の表現で喜んでいるのだそう。
1月10日にはフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」で、連載以前の作品「墓場鬼太郎」のアニメ版が放送が始まる。日曜朝9時からの第5シリーズと合わせて2枠のアニメ、そして実写版映画の続編公開。今年も鬼太郎ブームは続きそうなのだ。