「シティ・カー」はさまざまな試作機が考案されているが、メインとなっているのが2人乗りのもの。ホイールにモーターやステアリング、ブレーキなどのシステムが組み込まれる「ロボットホイール」を採用しているため、シャシの中央をたたむことができ、3分の2ほどのサイズに折りたためるようになっている。
これによりほかの車両と重ねられるため、小さなスペースでたくさんの車を保管できるようになっている。そのことからMITは、交通網の整っていない土地との往復のために電車の駅やバス停の脇に駐車場を作ることや、省スペースでのレンタルサービスが可能としている。また、大都市の駐車場問題も解決してくれそうだ。
ほかにも360度回転できるモデルや、自転車を横に積めるようになっているものなどさまざまなアイデアが出ているのだそう。電池はリチウムイオンバッテリーを検討している。省スペースなうえに環境にも優しいという、まさに未来の自動車。その登場を期待したい。(モノメトロ編集部)