ぼくもずっと「ウォークマン」シリーズを愛用してきたので毎回新製品に期待しているのだけど、今年9月に発表された「Rolly」にも食指は動かず。ということもあって、なかなか携帯音楽プレーヤーが買えない状態になっているのだ。
そうした中で、先日発表したばかりのソニーのデジタルカメラ「Cyber-shot DSC-T2」(11月22日発売)の広告写真が、昨年9月に発表された旧世代(第2世代)「iPod nano」のものと酷似していることが話題になっている。もともと「Cyber-shot DSC-T2」のカラーバリエーションは第2世代「iPod nano」と同じブラック、シルバー、グリーン、ブルー、ピンクの5色(ブルーとピンクはソニースタイル限定)なのだけど、今回の「Cyber-shot DSC-T2」の広告写真は空から降ってくるような構図からカラーの配置までそっくりなのだ。
engadgetによると、この写真は誰かが加工したものではなく、欧州ソニー発表のれっきとした公式プレス向け画像なのだそう。実際に、リンク先画像のURLには「http://www.sony-europe.com」が表示されるのだ。こうしたことから、同サイトは、6つのポイントを挙げてソニーを“擁護”しており、最後には今年7月に米ソニーが「iPod」の周辺機器を発売したことから、「きわめて優秀なiPodアクセサリーメーカーとして、iPod nanoを持っているユーザーのためにカメラもおなじ色で合わせられるようにしたと考えれば実にすばらしい配慮です。」と痛烈に皮肉っているのだ。
偶然なのか、いわゆるパクリなのか、はたまたアップルとのコラボレーションなのか、それとも欧ソニーのジョーク(パロディー)なのか。ネットではさまざまな憶測を呼んでいるのだけど、現行機種でないためにアップルとのコラボレーションの可能性は低そう。これで限定カラーモデルのレッドが出たら、さらに話題になりそうだけど……。