もともと、すえのぶけいこ原作のマンガは「別冊フレンド」(講談社)の人気アンケートでは常に1位を獲得しているほど定評のある作品。いじめを題材にしながらも、主人公の少女が前向きに、そして力強く立ち向かっている姿を感動的に描いており、主に十代の読者から絶大な支持を得ているなりよ。でも、ドラマ版を原作と見比べると、少しいじめの部分を凄惨に描き過ぎているきらいもあり、見ていて痛々しいシーンも多いため、放送開始当初から抗議や批判の声がフジテレビには寄せられていたなりね。
読売新聞によると、主に30代以上の親世代から8月11日放送分までに寄せられた抗議や批判の件数は、異例とも言える約2,000件に達しているというなりよ。ただ、番組公式ページにある掲示板には主人公と同世代の中学生や高校生を中心に、通常のドラマの4倍近くの約1万3,000件もの書き込みがあるそう。親世代からは反発、同世代からは共感と、その評価は真っ二つに分かれているなりね。
個人的には、確かに前半のいじめシーンはかなり暴力的で、見ていて決して気分の良いものではなかったなりが、中盤あたりから主人公が置かれている状況にも光が射し始め、痛々しいシーンも減少。今では過剰にいじめを煽っているわけでもなく、そこまで反発するほどの内容ではないという印象なりよ。まあ制作サイドも、この題材を選んだ時点で賛否の反響が来ることは予想済みの確信犯的な作りなので、それを分かった上で見ていれば問題はないのでは。
皆さんはドラマ版の「ライフ」、どのような印象を持ったなりか?