その「トランスフォーマー」のパロディ作品が日本で製作されており、ネットで続々と公開されている。タイトルは「お茶の間トランスフォーメーション」。1本約2分間の作品で、全21本の製作を予定しているのだ。
メガホンをとるのは、「日本沈没」のパロディ「日本以外全部沈没」や「ヅラ刑事」などを手がけた河崎実監督ら。同監督によると、スピルバーグ監督(のそっくりさん)から非通知・着払い電話でオファーを受け、スタントなしで撮影を行ったとのこと。もちろんこれは冗談なのだけど、製作費1本100万円は本当の話。本家の180億円に比べると少なく感じるものの、2分間の作品としては異例の額なのだ。
あらゆる機械がロボットに変形して人間を襲う本家とは違って、お茶の間を舞台に変形した機械たちが悲哀に満ちた行動をとっていく。現在ネットで公開されている「第7話」では携帯電話がピンチをかわいく切り抜け、河崎監督が担当する特別編は誰もが知っているものがある大人のモノにトランスフォームするアダルトな作品になるそうで、同監督は「放送不可も考えられる」としているのだ。
現在は公式サイトで1作品のみが公開されているのだけど、今後、続々と作品が登場するほか、家電量販店の店頭やJR中央線の車内モニターなどで公開される予定。本家同様、見逃せない作品になりそうなのだ。