先日、この細菌性髄膜炎にかかってしまい、それを知らずに旅行をしていた少女が、なんと飛行中に意識不明の重体になる出来ごとがあったそうです。航空会社が到着予定の空港に先回りで連絡し、手配された救急車で病院に運ばれた結果、この病気にかかっていることが判ったのです。密室での発症だったこともあって、航空会社は彼女の周囲に座っていた同乗者20人に、早急に連絡を取ることにしたとか。
そういえば先月、抗生物質の効かない結核(XDR結核菌による)を患っていることを知りながら、旅行先から飛行機で米国まで戻ってきたという男性が、他の乗客に感染リスクを負わせた、と大批判を受けていました。この男性は今、政府からの命令で隔離され、治療を受けていますが、先日とうとう同乗していた人々から集団起訴されました。
こんなニュースがあったばかりなので、今回の少女の髄膜炎も航空会社にとっては、かなり切迫した事態だったに違いありません。少女も、そしておそらく彼女の保護者も、細菌性髄膜炎などという重病だとは気付かなかったのでしょうが、危険なことには変わりはないので、同乗者に感染者がいないことを祈ります。
あと女の子も早く元気になるといいですねぇ。