そんな「ファミスタ」も、近年はプレイステーション2向けの野球ゲーム「プロ野球 熱スタ」シリーズの「オマケ」として新作が収録されるようになったほか、携帯電話のアプリに移植されるようになり、徐々に復活の兆しを見せ始めているなりよね。そして、「ファミスタ」が20周年を迎えた節目の年である2006年にはNHN Japanが「ハンゲーム」でオンラインゲーム化。大きな反響を巻き起こしたのは記憶に新しいところなりよ。
このオンラインゲーム版の「ファミスタオンライン」は主に30代を中心にユーザーを集め、正式サービス開始直後の昨年11月の段階で50万ユーザーを突破。安定したユーザーを確保し、いまではすっかり「ハンゲーム」の人気コンテンツとなっているなりね。月額料金が無料という手軽さに加え、低スペックなパソコンでも動作するよう、軽量化に注力して設計されているユーザーフレンドリーな点などが、オンラインゲームへの敷居をグッと下げることに成功しているなりよ。
そして、正式サービス開始から7か月が経過した2007年6月。初めての大規模なアップデートが行われ、28日から「プロ野球ファミスタオンライン2」に名を改めて再スタートすることになったなりね。新たに追加された機能などを簡単にまとめておくと。
・1人で練習ができる「対COM(コンピュータ)戦」を実装
・「ファミスタオンライン」を通じて知り合った仲間と交流できるコミュニティ「ファミスタクラブ」を開始
・同じ選手を複数所有している場合に「合体」させることができる「選手スキルアップ」機能の追加
・選手が装備するバットやグローブを強化できる「装備品工房」を開始
いずれも従来の「ファミスタオンライン」ユーザーから要望の多かった点をうまく補い、着実にバージョンアップしているなりよ。「対COM戦」が実装されたことで、「人対人」の対戦を好まないユーザーも参加しやすくなっているのは嬉しい人も多いのでは。
もちろん、従来のユーザーもデータをそのまま引き継ぐことができるので、これまで通り楽しむことができるなりね。まだ「ファミスタオンライン」の世界を体験していない人、そして子どもの頃に「ファミスタ」に熱中した人などは、この機会に「ファミスタオンライン2」を試してみてはいかがなりか?