両社の合併話は、実はこれが2度目。前回は1年ほど前、合併の可能性を探っている段階で交渉が不調に終わり、破談になっていたなりよ。一部ネットメディアや経済紙などでも大きく報じられていたので、ご存じの人も多いと思うなり。そして今回が2度目の合併話となるわけなりが、現時点までにウォールストリートジャーナルやニューヨークポストなどで報じられている内容を簡単にまとめておくなりね。
・交渉はまだ初期の段階で、決裂の可能性もある。
・マイクロソフトとヤフーの対等合併ではなく、マイクロソフトのネット部門(MSN事業)とヤフーを統合、ヤフーに出資するというケースも想定している。
・MSN事業とヤフーの売上高の合計は約90億ドル(約1兆円)で、グーグルとほぼ同じレベルになる見込み。
・ヤフー創業者の一人、ジェリー・ヤン氏らヤフーの複数の幹部がマイクロソフトに強い反感を抱いているため、交渉は難航しそう。
実現するかどうかはまだ不透明ながら、役員レベルでの協議は行われている模様。ソフトウェア最大手のマイクロソフトとインターネットサービス最大手のヤフーが合併となれば、業界に地殻変動が起きるのは必至なだけでなく、当然、日本にもその影響は波及することになりそうなりよ。
ちなみに、この合併話が出た直後から、米国株式市場ではヤフーの株価が17%近くも急伸、マイクロソフトやグーグルは下落している(日本経済新聞より)なりね。投資家は、今のところヤフーにとっては好材料と判断しているようなり。
果たしてマイクロソフトとヤフーの合併話は現実のものとなるのか。今後の交渉の行方に注目なりね。