そんなポール・アレン氏が設立した会社のFlipStart Labsが、同社初の製品として「スーパーコンパクトPC」なるミニパソコンを発売することになったなり。どのような製品なのか、特徴やスペックを簡単にまとめておくなりね。
◎「スーパーコンパクトPC」(FlipStart Labs)
・CPUは1.1GHzの省電力版Intel Pentium Mを搭載。
・30GバイトのHDDを搭載。
・512MバイトのRAMを搭載。
・5.6インチ(1024×600のワイドSVGA)の液晶ディスプレイを搭載。
・1.8インチのサブディスプレイを搭載。
・QWERTY配列のキーボードを搭載。
・Wi-Fiに対応。
・Bluetoothに対応。
・OSはWindows XP Professional、もしくはWindows Vista Business。
・重量は約790グラム。
・バッテリ駆動時間は標準で3〜6時間。
・価格は1999ドル。
スペックを見ても分かるとおり、機能的には完全にノートパソコン。違うのは携帯電話やPDAよりも大きく、ノートパソコンよりも小さいそのサイズにあるなりよ。でも、この「Windows XP環境を常に持ち歩ける」というコンセプトなら、すでに「OQO」が実現しているはず……。両製品を比べてみると、機能的には決定的な差はなく、かつ本体がコンパクト&軽量な「OQO」にやや分がある印象なりね。
ただ、携帯電話やPDAと、ノートパソコンの中間で使える便利なモバイル機器となると、選択肢がそうはないだけに、「スーパーコンパクトPC」にも頑張って欲しいところ。日本で発売される可能性は低そうなりが、今後の業界の動向を占う意味でも、売れ行きや評判には注目しておきたいなりね。