雑誌を愛するがゆえ、「雑誌不況」と言われて久しい昨今の中で、どのような雑誌が読者の支持を集め、実際に売れているのかは気になるところ。ちょうど全国に展開する書店チェーン「文教堂書店」がまとめた2006年度・週刊誌部門販売ランキングをオリコンが掲載していたので、少し見ておくことにするなりね。
◎2006年度・週刊誌部門販売ランキング(文教堂まとめ、オリコン掲載)
1位 週刊少年ジャンプ(集英社)
2位 週刊文春(文藝春秋)
3位 週刊少年マガジン(講談社)
4位 週刊新潮(新潮社)
5位 週刊ファミ通(エンターブレイン)
6位 週刊TVガイド関東版(東京ニュース通信社)
7位 週刊少年サンデー(小学館)
8位 ザ・テレビジョン首都圏版(角川書店)
9位 an・an(マガジンハウス)
10位 oricon style(オリコン)
11位 週刊現代(講談社)
12位 女性セブン(小学館)
13位 女性自身(光文社)
14位 週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)
15位 週刊ポスト(小学館)
ということで、1位に輝いたのは言わずと知れた少年マンガ誌の雄「週刊少年ジャンプ」。マンガ誌のカテゴリでのランキングではなく、種々雑多な雑誌の中で頂点に立ったのは凄いなりよね。大人が読む週刊誌の「王道」とも言える「週刊文春」や「週刊新潮」も、「週刊少年ジャンプ」には及ばなかったようなり。
少し意外に感じるのは5位に入った「ファミ通」。購買層がかなり限定されそうなイメージの強いゲーム雑誌というジャンルながら、見事に「週刊少年サンデー」や「ザ・テレビジョン」などを上回っているなりよ。昨年はニンテンドーDSを中心に、年末にはプレステ3やWiiなど、大きなトピックが相次いだことも追い風になったのかも。
このランキングはあくまでも「文教堂で売れていたもの」であり、市場全体のシェアなどを示すものではないなりが、こういった傾向が分かるだけでもなかなか面白いのでは。皆さんが読んでいる雑誌はランキングに入っていたなりか?