北京オリンピック日本代表監督の人選で、まず候補に挙がったのはアテネオリンピックで指揮を執った長嶋氏、そして昨年春のWBCで指揮を執った王氏の2人。ただ、長嶋氏は現在もまだ脳梗塞のリハビリ中、王氏は胃がんの手術を受けたあとで、本人が代表監督への就任を固辞したため、昨年11月の段階で非公式ながら星野氏に監督就任の打診が行われていたなりよ。星野氏も高血圧や不整脈といった持病を抱え、阪神監督時代には体調不良を訴えることもあったなりが、現在は阪神のシニアディレクターとして元気に職務をこなしており、健康面での不安もない様子。なによりも代表監督就任を受諾したことは、本人も大丈夫だと判断したからにほかならないなりよね。
オリンピックのアジア予選は11月26日から台湾で行われるので、代表チームのメンバー選考に関してはまだまだ先の話なりが、「星野内閣」を支えるスタッフについては、もう名前が挙がっているなりよ。ほぼ決定と見られているのは、星野氏の大学時代からの盟友にして、プロ野球界にも大きな功績を残した山本浩二氏と田淵幸一氏。星野氏とこの3人の仲の良さは野球ファンの間では有名な話なりが、日本代表という晴れやかな舞台で、初めて3人が結集することになりそうなりね(星野、田淵両氏は阪神時代に同チーム経験あり)。それにしても、監督経験者が3人も集うとは豪華な陣容なり。
また、広島で長年に渡って活躍、アテネオリンピックで投手コーチを務めた大野豊氏が、引き続き北京オリンピックでも投手コーチとして「入閣」することが確実視されているなりよ。一度オリンピックの舞台を経験し、「長嶋ジャパン」のDNAを受け継ぐ大野氏の「入閣」は、星野氏にとっても力強い援軍となりそうなりね。
アテネオリンピックで「長嶋ジャパン」は銅メダルに終わったなりが、「星野ジャパン」が目指すのは当然金メダル。他国も徐々に力を付けている状況の中で、難易度の高いミッションではあるなりが、星野氏の手腕に期待したいものなり。メディア受けの良い星野氏だけに、北京オリンピックの野球競技は大きな盛り上がりを見せそうなりね。楽しみ、楽しみ。